【裏しまなみ】として密かに話題のとびしま海道

広島の呉市から愛媛の今治市・岡村島まで続いているのが、とびしま海道と言われるツーリングにぴったりのコースです。
広島県の街道といえば、サイクリストの聖地として世界中から人気を集めているしまなみ海道が有名ですが、実はこのとびしま海道は【裏しまなみ】として密かに話題となっているんです。

とびしま海道は、瀬戸内しまなみ海道の西側にあたる安芸灘というエリアの島々を7つの橋で結んでいる海の道のことです。
海沿いならではの開放的な爽快感や歴史を感じる古い町並みなど風情のある景色が魅力で、ライダーの間でかなり人気のコースとなっています。

とびしま海道は片道約30kmで、有料橋がひとつしかないこともあり、トライしやすいツーリングコースと言えるでしょう。

唯一の有料橋は、スタート地点の安芸灘大橋です。
通行料金は、自動ニ輪車で片道560円、往復で1120円となっています。

とびしま海道ツーリングの魅力ご紹介

とびしま海道ツーリング魅力といえば、なんといっても個性的で美しいデザインの大小7つの橋でしょう。
しまなみ海道の橋とは異なるデザインで、ツーリングコースを彩ってくれること間違いありません。
瀬戸内海にかかるスタイリッシュな橋は写真映えするため、愛車とお気に入りの写真を撮りながら楽しむツーリングもおすすめです。

また、島のほとんどのルートが海岸線ギリギリを通っているルートとなります。
かなり防波堤が低いため、波の音を聞きながら海の風や匂いを全身で感じることができます。
特に、天気の良い日には四国の遠くの山々まで見渡せる開放感が抜群のルートです。

とびしま海道ツーリングの道中には、景色が抜群の高台や展望台が数多くあります。
岡村島のナガタニ展望台や豊島の十文字展望台など、バイクだからこそ気軽にアクセスできる絶景スポットが多いんです。

また、とびしま海道は山田洋次監督の【東京家族】を始めとした数々の映画のロケ地ともなっています。
これはまさに、絵になる風景が多いとびしま海道ならではの魅力なので映画好きの方は事前に見逃せないレトロなスポットを押さえておくと良いでしょう。

とびしま海道ツーリングの楽しみ方

とびしま海道ツーリングの楽しみ方としてオススメなのが、御手洗地区の展望台です。
御手洗地区は、まるで江戸時代にタイムトリップしたかのような不思議な雰囲気を楽しむことができるエリアです。

そんな江戸時代の町並みが残っている御手洗地区には、息を呑むような絶景が楽しめる展望台もあります。

ここは瀬戸内海の美しい海や島々が見えるだけではなく歴史の感じられる高台の公園なので、360度パノラマの四国の美しい風景と情緒と歴史ある街並みを同時に楽しみたいという方に必ず押さえてほしいスポットです。

見通しが悪く道が比較的狭いので、ここではバイクを停めて歩いて散策するのがおすすめです。