北海道北端にある離島

北海道バイクひとり旅|稚内|利尻島|礼文島[旅々]
画像引用元:北海道バイクひとり旅|稚内|利尻島|礼文島[旅々]
北海道の観光ツアーで頻繁に目にするのが「利尻・礼文」です。
この2つはちょうど北海道最北端の宗谷湾から西に向かったところにある離島で、原生林に囲まれた豊富な自然資源が魅力の場所です。

「利尻昆布」は海産名産品としてだけでなく健康用品でもよく耳にするので、そちらのイメージが強い人もいるかもしれません。
ちなみに利尻・礼文周辺の名産品は他にもウニやほっけなどがあり、島に渡ると非常に数多くの食材を見かけることができます。

おすすめは自分で取ったウニをその場で割って食べることができるウニ体験や、生のホッケを使った蒲焼き丼で、他の地域では冷凍となってしまう食品をとれたて生のままで食べられるという貴重な経験ができます。

島は北海道から離れた場所にあるため陸路から直接バイクで訪れることはできません。
島に向かうにはまずは稚内市を目指し、そこからフェリーに乗るのが一般的です。
フェリーでは稚内から礼文島まで約2時間程度です。

新千歳空港から直接飛行機便も出ており、その場合にはまず利尻島にある利尻空港に到着し礼文島に行くためには船を使用します。
島はいずれもあまり大きくなく、自動車やバイクを利用した場合1時間程度もあれば一周することができます。

日本百名山の一つ利尻山を望む

利尻・礼文島をツーリングするなら、あまり大きなバイクを使用しなくても原付くらいのバイクでも十分です。
むしろあまり速く周っても味気ないので、あえてレンタルで50ccクラスを頼むというのもよいかもしれません。

島の中の道は直線的で走りやすく、車の量も多くないのでのんびりとしたツーリングをしたい人にとっては最適です。
一般の観光客の多くは徒歩で移動をしますので、団体客がいるときには十分運転には注意をしましょう。

利尻島最大の見どころは日本百名山の一つとされている標高1721mの利尻山です。
利尻山は成層火山であり、利尻礼文サロベツ国立公園の中にあります。
日本百名山として挙げられる理由は豊富な自然の花にあり、花の百名山としても有名になっています。

利尻山は富士山のような先端の鋭い円錐形をしているところが特長で、そのことから山のある街の名前が「利尻富士町」とされています。
登山ファンにとってもこの利尻山は憧れとする場所の一つとなっており、アウトドアが好きな人ならバイクを下りて登山に挑戦してみるのもよいでしょう。

利尻山の北側の麓にあるのが「姫沼」で、大きさはそれほどではないものの「逆さ富士」ならぬ「逆さ利尻富士」を眺めることができるスポットとしてよく知られています。

一方の礼文島も島中央にある礼文岳を挟み、島南北に名所が複数存在しています。