指宿スカイラインのルート

指宿(いぶすき)スカイラインは、鹿児島ICから薩摩半島東部を縦断し指宿市にある池田湖の北岸近くまでに伸びるスカイラインで、地元鹿児島のライダー達は「いぶスカ」と呼んで親しんでいます。
鹿児島ICから頴娃(えい)ICまでは有料で、頴娃IC以降の鹿児島県道17号指宿鹿児島インター線は無料通りとなっており、両方を合わせたものが指宿スカイラインです。
指宿スカイラインの中でもツーリングが楽しめるのは谷山ICより南で、緩やかなカーブとストレートを存分に走ることができます。

指宿スカイラインの名所

指宿スカイラインにはいくつもの展望台があり、展望台巡りをするだけでもツーリングに出かける価値があります。
南九州市川辺町の町境辺りに位置する「須々展望台」は、昼だけではなくて夜景も美しいスポットとして有名です。
「錦江台展望公園スカイぱれっと」は、展望台があるだけではなく、売店や散策路、トイレもあります。
ツツジの花が見事な吊り橋を渡ることもできるので、5月頃に行くのがおすすめかもしれません。

「樋高展望台」は、美智子上皇后陛下が皇太妃時代にここをお通りになられた時、ご覧になった景色を御歌に読まれた場所でもあります。
もうひとつ、千貫平(せんがんびら)自然公園からも指宿スカイライン周辺の絶景を見ることができます。
標高1117mの桜島の約半分、標高577mの地点にある千貫平からは、「薩摩富士」の名称で親しまれている「開聞岳」と九州最大の湖「池田湖」を一望に見渡すことができます。

「夢・風の里アグリランドえい」には、売店やロッジ、キャンプ場、温泉などもあり、宿泊をしてのツーリングには最適です。
ナトリウム塩化物泉(弱食塩泉)の指宿温泉もあり、絶景露天風呂や足湯を満喫できます。
砂むし温泉や日帰り温泉もありますので、朝早くに出かけて行くといいかもしれません。

指宿スカイラインのグルメ

指宿スカイラインの辺りは海の幸と山の幸が豊富な場所で、「青葉」では指宿市谷門農場産の六白黒豚を使用したしゃぶしゃぶが人気です。
しゃぶしゃぶの他に黒豚ロースカツ定食や温たまらん丼、名物特製黒豚ちゃんぽんなども試してみたい逸品です。
鹿児島の郷土料理を堪能したいのであれば、「さつま味」で名物さつま揚げやとりさし、鉄板で焼く兵児焼を注文するのも一案です。

目先を変えてフレンチを食べたい時には、標高330mからの眺めが楽しめるリゾートホテル「指宿ベイヒルズ HOTEL&SPA」のレストラン「Céleste」もおすすめです。
このホテルではランチでバイキングもやっていますので、お腹を空かせて到着するのもいいでしょう。
バイキング料金も一人1650円とリーズナブルです。