生月サンセットウェイのルート

生月(いきつき)サンセットウェイは、長崎県に浮かぶ生月島にあるシーサイドラインです。
生月島は平戸島から約700mほど離れたところにあり、91年に開通した生月大橋を渡ると生月サンセットウェイが始まります。
生月サンセットウェイの周辺には集落がある他、標高が上がっていくと林に入り、島の西側に出たところで東シナ海を一望できるようになっています。

断崖と海が目前に迫った光景を見ていると、自分が本当に日本にいるのかどうか目を疑いたくなるかもしれません。
約10キロほどの短いルートですので、長崎県エリアにツーリングに出かける際には是非立ち寄ってみると良いでしょう。
生月サンセットウェイは交通量もそれほど多くなく、大型連休の時に訪れても混み合っていないので、息抜きをしたい人には最適のツーリングスポットです。

生月サンセットウェイの名所

平戸島から生月島に入る「生月大橋」は、社団法人土木学会の1991年度田中賞(作品部門)を受賞しています。
道の駅もありますから、バイクをちょっと止めてコーヒーで一服するのもいいものです。

生月島に行ったら必ず訪れたい観光名所の一つに、「大バエ灯台」があります。
島の最北端に位置する大バエ灯台は、80mの高さの断崖の上に立つ白亜の無人灯台で、正式名称は大碆鼻(おおばえはな)灯台です。
灯台には展望所も設置されており、空と海が無限に広がる景色をしばし堪能することができます。

灯台の足元にははまゆうの群生も広がっており、毎年8月になると幻想的な景色を楽しめますので、スケジュールを調整して夏に行くのがいいかもしれません。
島の北西海岸には玄武岩の柱がいくつも建っている「塩俵の断崖(御崎柱状節理)」があり、自然の造形を堪能することができます。

生月サンセットウェイのグルメ

生島サンセットウェイ周辺の食事処では、やはり何と言っても新鮮な魚介類をおいしく食べることができるのでおすすめです。
地域のオリジナル料理を提供している「お食事処 ひといき」では、新鮮な刺身を使った漬け丼定食が人気です。
あご出汁を使ったうどんなどもあり、体を温めるにはぴったりです。

気軽に軽食を食べたいというライダーには、「鯨見(やまみ)店」と「鯨見荘売店」もおすすめです。
刺身定食やちゃんぽんが有名で、午後3時までの営業なので、お昼ご飯はここと決めていくといいかもしれません。

これ以外にも「寺田食堂」や「お食事処てらだ」など、素朴だけれども材料をしっかりと吟味した食事を出す場所がいくつかあります。
大バエ灯台と塩俵の断崖の中間地点にある「まきの茶屋」に行けば、絶景を楽しみながら食事ができて一石二鳥です。