仁田峠循環道路のルート

仁田峠(にたとうげ)循環道路は、雲仙岳南西部の雲仙天草国立公園内を走る全長8.2kmの道路で、山岳の景色を満喫したい人にはうってつけのルートです。
雲仙天草国立公園は面積28,279haを擁しており、1934年3月16日には瀬戸内海国立公園および霧島国立公園と並んで日本初の国立公園に指定されています。

以前は有料道路だった仁田峠循環道路は、2009年から無料開放されています。
循環道路という名称の通り左回りの一歩通行なので、対向車を気にせずにツーリングできるのがこの道路の大きなメリットです。
なお、仁田峠循環道路は夜間は閉鎖となっています(4月から10月までは18:00まで、11月から3月までは17:00まで)。

仁田峠循環道路の名所

仁田峠にある第一展望所からの眺めと共に、第二展望所からも楽しむことができます。
特に、第二展望所から眼前に見ることのできる普賢岳と平成新山は絶景です。
平成2年に噴火が始まり翌年には溶岩が流出し始め、平成7年に火山活動が収まるまでに普賢岳は2億立方メートルもの溶岩流を噴き出しています。

展望台の駐車場には噴火前の普賢岳の写真が掲示されていますので、現在との変容を目で確認することができます。
平成新山は今でも噴気を上げており、迫力満点です。

仁田峠循環道路まで行ったら、雲仙ロープウェイにもぜひ乗ってみたいものです。
雲仙ロープウェイからは四季折々の花を鑑賞することもでき、日常のストレスを解消するにはぴったりです。
ロープウェイ周辺には展望台の他に売店などもあり、ちょっと息抜きをすることができます。
雲仙ロープウェイは仁田峠駐車場から出ており、標高1333mの妙見岳まで楽々登ることができるようになっています。

グルメ

仁田峠循環道路周辺には地元の名物を売っているお店もありますし、きちんと座って和食を食べたいのであれば雲仙スカイホテルの中にある「お食事処 優膳さくら」もおすすめです。
鹿児島県産の黒豚を2日間じっくりと煮込んで作った角煮を炙った「炙り角煮のひつまぶし御膳」や、野菜たっぷりのちゃんぽんなど、どのメニューを頼んでも美味しくいただけます。

仁田峠展望台から2.8kmのところにある山カフェ「力(りっきー)」も人気のあるレストランです。
このお店のおすすめメニューである雲仙茶入りの茶そば、雲仙牛が盛り付けられた「溶岩そば」や「溶岩ハンバーグ」、島原特産のじゃがいもを使って作ったアイスクリーム「じゃがリンアイス」などは一度食べるとやみつきになります。

雲仙名物の「湯せんべい」は遠江屋本舗や小松屋などで購入できます。
スイーツが好きなライダーなら、「駄菓子屋さん博物館」にもぜひ行ってみましょう。