バイクの寒さは想像以上
バイクデビューして一年目の人が必ずと言ってよいほど経験するのが秋口の寒さです。
普通に生活をしていても冬に入る前の冷え込みはつらいところですが、これが外気にさらされて運転をするバイクともなると体に受ける負担は相当のものになります。
自転車でもそうですが、乗車をして進行することでより体が受ける風は強くなりますので想像していた以上の冷えを経験することになります。
ただ寒いだけならまだしもバイクの場合には手元・足元の操作が安全面に重要になってくるので、防寒対策はそのまま安全対策につながっていきます。
そのため初心者ライダーさんに絶対にやっておいてもらいたいのが早めの防寒対策です。
ライダー用の防寒グッズはかなり沢山販売されているので、最初によいものを備えておけば10年単位で使用していくことができます。
防寒グッズは特にチープなものを選んでしまうと期待した効果を得ることができずに何度も買い直しになってしまうので、他の先輩ライダーさんの意見を参考にしつつよいものを選ぶようにしていきたいところです。
選び方のコツとしては、一般向けのアウトドア製品ではなくきちんとバイク用グッズとして販売されているものを選ぶようにするということです。
小さなことですが、バイク用グッズの場合運転しやすいようにちょっとした工夫が加えられているので同じ金額で購入するなら使用時の快適さはかなり異なってきます。
グローブとブーツは絶対揃えたいアイテム
ツーリングの防寒対策ということで言うなら特に重視したいのはグローブとブーツです。
先にも書きましたが、手元足元の操作はライダーにとって安全の生命線になりますのでそこが冷えて動かなくなってしまっては危険です。
特に山道を走る時には急激に冷え込みが起こりますので、強い防寒作用のあるグッズを揃えておくのが重要です。
ウインターグローブとして販売されている製品の場合、強い防風作用があり内部の熱が逃げにくい工夫がされています。
ポイントは手首の部分にベルトがついていて締めることができるようになっていることで、外部から吹き込んでくる風を防げるものが便利です。
次に買っておきたいのがライディングブーツです。
バイク用ブーツの場合、足首からすねまですっぽり覆うようになっているものが多いですが、これが足の冷えを防いでくれることに役立ちます。
防寒だけでなく足首を覆ってくれるブーツは転倒時の怪我を防ぐことに非常に役立ちますので、プロテクター機能も備わったものを選ぶようにしてください。
また意外に寒いのがヘルメットの中です。
頭とヘルメットの間に隙間があると寒風が吹き込んできますので、中にインナーキャップを一枚かぶるようにしておくとかなり体感温度が違ってきます。