料金所をスムーズに通過できる
ツーリングの魅力は、大自然に触れながら四季折々の季節の変化を楽しめることにあります。
なだらかな山道やカーブなど、道も市街地と比べると起伏に富んでおり、バイクの走りそのものを楽しむことができるのもツーリングの醍醐味です。
ツーリングによく出かけるというライダーでETCを搭載していない人は、ぜひ導入することをおすすめします。
ETCというのは「Electronic Toll Collection System(電子通行料金回収システム)」の略で、2001年から本格的な運用がスタートしました。
車両に搭載した車載器と料金所のゲートを無線でつなぐことによって高速道路の料金を払うことができるので、料金所に停車してお金を払ったりお釣りを受け取ったりする面倒がありません。
ツーリングの名所となると連休時や週末は料金所も混み合いますから、ETCを搭載しておくと大幅な時間の短縮になり、とても便利です。
ETCによる支払いは、クレジットカード会社から発行されているETCカードなどを使って行うことになります。
従来のETCに加えて、2016年からはETC2.0が導入されています。
ETC2.0では双方向通信が可能になり、これまで行われていたキャッシュレス決済システムに加え、カーナビシステムなども連携できるようになりました。
時間帯によって割引される
ETCを導入すると料金所をスムーズに通過できるだけではなく、時間帯による割引を利用することができますのでかなりお得です。
平日の朝夕に行われる割引の場合、定められた回数以上を高速道路を利用すると、30%から50%の割引が適用されます。
対象になる時間帯は朝の6時から9時、夕方の17時から20時までで、1ヶ月の利用回数が5回~9回なら30%、10回以上利用すれば50%が、使用したETCカードにキャッシュバックされます。
さらにこれとは別に、土日や祝日に首都圏以外の高速道路を利用すると、高速料金が30%割引になります。
深夜に高速道路を利用する機会が多い人なら、深夜0時から午前4時までの深夜割引(30%)も利用できます。
ETC2.0車載器を搭載している車両であれば、地域によっては助成金を受けられることもありますので、調べてみると良いでしょう。
助成金では、ETC2.0車載器を購入すると1万円前後の助成を受けることができます。
助成を受けられる人数はあらかじめ決まっていますので、期間中に早めに応募することが大切です。
高速道路料金はけっこう高いものなので、割引や助成金制度を上手に活用したいものです。
ETCカードによっては使用するごとにポイントが加算されるものもあります。