意外に難しいヘルメット選びのポイント
ヘルメットはバイクに乗車するときに装備が義務付けられています。
おそらく多くの人が教習を受けている段階からマイヘルメットを購入していることと思います。
ヘルメットのタイプはいくつか種類があり、フルフェイス、ジェットタイプ、システムタイプ、オフロードタイプなどがあります。
原付2種にあたる125ccまでのバイクならハーフヘルメットをかぶってもよいこととなっていますが、やはり安全面を考えるならせめてジェットタイプは選ぶようにしたいところです。
安全性が最も高いのはフルフェイスヘルメットですが、サイズ選びが難しいということと、価格が割高になってしまうということからやはり多く選ばれるのはジェットタイプです。
特に女性ライダーの場合はメイク崩れをしないようにということで顔面にヘルメット内部が触れないジェットタイプは便利なようです。
初心者が初めてロングツーリングに出かけるというときには、できればフルフェイスタイプにすることが望ましいと言えます。
特に峠道のあるツーリングの場合には慣れない走行で転倒が起ると、その時の怪我の程度はヘルメットによりかなり大きな差が出てきます。
中でも日本のヘルメットメーカーが手がけるアライやSHOEIといったものは信頼性も高く、使い勝手もよいので一つ購入しておくことをおすすめします。
意外に使いにくいスモークシールド
ロングツーリングで大切になってくるのが視界の確保です。
バイクの場合には外気を直接体に受けるため、風雨があったときの視界の確保はかなり重要になってきます。
雨除けのために多くのヘルメットにはシールドがついていますが、古いヘルメットの場合などはシールドの撥水性能が落ちてしまっていることから水滴が視界の邪魔になってしまうことがあります。
山道では気候が変わりやすくなりますので、出かける前には撥水スプレーでシールドの防御を固めておきましょう。
またもう一つ注意をしておきたいのが眩しさを防ぐためのスモークシールドの使い方です。
スモークシールドは紫外線を防ぎ明るい昼間の照り返しを防いでくれる便利なアイテムですが、その半面で夕方以降の暗い時間帯では極端に視界が悪くなってしまいます。
街乗りくらいなら明るい時にシールドを下げ、暗くなったら上げるといった使い方もできますが、風雨の危険がありかつ街灯の量が少なくなる山道ではなかなかうまく調節することができません。
ロングツーリングに出かけるならできればスモークシールドがついているヘルメットは避けて、眩しさ対策をするなら別にUVカット機能のついているゴーグルやサングラスを持っていくのがよい方法になります。