無理は禁物
以前は、誰かとツーリングに出かけると言うと友人や家族のグループに限られていました。
ところが最近では、インターネットで手軽にバイク仲間を見つけることができるようになり、全く知らなかった人たちとツーリングに出かける機会も増えてきました。
特に人気のあるマスツーリングは、大勢のバイク仲間と知り合うことができますし、連帯感を培う安いので参加する人が多くなっています。
とはいえ、初心者の人はマスツーリングに参加する際、絶対に無理をしないようにすることが大切です。
気心の知れた相手とツーリングをするのであれば、思っていることも通じますし、少し疲れたなと思ったら予定していた地点よりも前に休憩することも可能です。
ところが知らない人同士が集まったマスツーリングとなると、自分の都合によって休憩したりスピードを落としたりすることができないため、ついつい無理をしてしまいがちです。
バイク走行中は冷たい風や夏の照りつける日差しなどを全身に受けるため、自分で思っている以上に体力を消耗してしまうことが多いものです。
初心者ライダーは走行中に体調管理に十分気を配ることができないので、体に負担がかかっていても気がつかずにそのまま走行を続けてしまうことがあります。
これをやると、ツーリングから戻ってきてから体調を崩して風邪を引いてしまうこともありますので、要注意です。
マスツーリングでは、「他のライダーに迷惑がかかるから」と思って無理してしまうのが一番危険です。
最初から初心者が集まっているマスツーリングを選ぶようにしましょう。
実際に参加してみて、肌が合わないと感じたりペースについていけないと思ったりした場合、とにかくマイペースで走ることを心がけたいものです。
ですから、ツーリングコースは自分でもきちんと把握しておいて、万が一グループとはぐれても大丈夫なように準備しておくことが大切です。
自分自身の慣らしをしておくことも大切
マスツーリングに参加する前に、自分自身で慣らしをしておくことも大切です。
信頼できるベテランライダー2~3人と一緒に何度かツーリングに出かけて、自分の体力の限界を確認することも大事です。
どのくらいの間隔で休憩を取ればいいのか、どのような装備をしていけばいいのかなどは、何度か小規模のツーリングに出ている間にわかってくるはずです。
ツーリングの間に、ベテランライダーがどのような工夫をしているかにも注目しましょう。
マスツーリングでは、とにかく自分を過信しないことが重要なポイントです。
また、マスツーリングに参加する際には、自分のバイクと同程度のスペックのバイクが集まっているものを選ぶようにしましょう。