バイクの盗難被害が最も多いのは住宅

バイクの盗難被害は、決して今に始まったことではありません。

警視庁が公表しているデータによると、バイクの盗難事件が最も多く発生する場所は住宅の敷地内です。
その次が道路上、そして駐車場と続いていきます。
特に帰省や長期の旅行などで留守になっている住宅にとめられているバイクを狙う事件は、後を絶ちません。

毎日バイクを保管する自宅では、既に様々な対策をしていると思いますが最も被害が多い場所なので念には念を入れて対策をしておきましょう。
自宅にバイクを保管するなら、バイクカバーとチェーンロックの使用は必要最低限の対策と言えます。

バイク盗難にできるだけあわないようにするには、窃盗犯からバイクの存在をできるだけ見えにくくすることが大切です。
特に被害が起きやすいのは夜間なので、バイクカバーは夜間に見えにくい黒やグレーなどの濃い色を選びましょう。

そして、重く頑丈なチェーンロックなどを使って住宅などの構造物とバイクを直接つなぎましょう。
ダミーでも良いので、防犯カメラやセンサーライトなどをつけておくと窃盗犯への牽制効果があるとされているのでおすすめです。

ツーリング中にできるバイクの盗難対策

バイクの盗難事件が起きやすい場所第2位は道路上で、駐輪場と道路上を合わせると外出している時にバイクの盗難に遭う可能性は約40%と非常に高いということがわかります。
ツーリング中にもバイクの盗難対策が必要です。

まず、大前提としてツーリング中は絶対にバイクを路上に放置しないでください。
いくら短時間だからといって、キーを残したままバイクをのそばを離れるのは論外です。

U字ロックやシリンダーキー、チェーンロック、バイクアラームといった盗難防止装置を取り付けましょう。
長時間駐輪する時は、バイクカバーをかけると良いでしょう。

ツーリング先で駐輪場を利用する時には簡単に人が入れない構造になっている場所や、車体をつなげるための構造物があるところを選びましょう。
管理人がいたり、防犯カメラが設置されている駐輪場であれば、さらに安全性は高まることでしょう。

さらに、グッドライダー防犯登録というシステムに加入するのもおすすめです。
これは日本2輪車普及安全協会と東京都民であれば利用できる、警視庁が協力しているシステムです。

加入者のバイクは警察の24時間全国オンライン網というシステムに登録されているので、所有者の確認がすぐに行えるシステムです。
盗まれた場合の早期発見に効果が発揮されるだけではなく、ステッカーをバイクに貼ることで犯罪を抑制する効果もあります。

また、意外と忘れてしまいやすいのがヘルメットの防犯対策です。
バイクほどではないとはいえヘルメットも高価なバイク用品なので、ヘルメットロックなどを使って盗まれないよう対策を行いましょう。